加納欄の冤罪シリーズ33シーズン4
「……ごめんなさい」
小山内さんが首を横に振った。
「大丈夫です。じゃあ、別のこと聞きますね」
あたしは手帳のページをめくった。
「最初に触られてから、吉井さんの腕を掴むまで、どのくらいでした?」
「……五分くらいだと思います」
「その間、ずっと?」
「ずっとじゃないです。離れたり、また触られたり……」
「触られ方は?」
小山内さんの表情が曇った。
「最初は、お尻を……そのあと、腰とか……」
あたしは黙って頷いた。
「途中で、触ってくる手が変わったような感じは?」
「え?」
「右からだったのが左からになったとか、手の大きさとか、触り方とか」
小山内さんはしばらく考え込んだ。
「……そこまでは、分かりません」
「そうですよね」
怖い思いをしている最中に、そんなことまで確認できるはずがない。
あたしは手帳に、そっとペンを走らせた。
小山内さんが首を横に振った。
「大丈夫です。じゃあ、別のこと聞きますね」
あたしは手帳のページをめくった。
「最初に触られてから、吉井さんの腕を掴むまで、どのくらいでした?」
「……五分くらいだと思います」
「その間、ずっと?」
「ずっとじゃないです。離れたり、また触られたり……」
「触られ方は?」
小山内さんの表情が曇った。
「最初は、お尻を……そのあと、腰とか……」
あたしは黙って頷いた。
「途中で、触ってくる手が変わったような感じは?」
「え?」
「右からだったのが左からになったとか、手の大きさとか、触り方とか」
小山内さんはしばらく考え込んだ。
「……そこまでは、分かりません」
「そうですよね」
怖い思いをしている最中に、そんなことまで確認できるはずがない。
あたしは手帳に、そっとペンを走らせた。