リドルとスキー!
今日はホリデーなのでリドルとスキーに来た!
楽しみだな!
リドル🌹「今日は時間通りだね」
ヲタク(ニコッ)えへへ、リドル君と遊びたいから早起
き頑張ったの!
リドル🌹(少し顔が赤くなる)「時間通りに来るのは当然だからね」
ヲタク「リドル君早く行こう!」
リドル🌹「そ、そうだね」
(顔の赤みはまだ少し残っている)
-スキー場に到着した我らヲタク-
そこには一面真っ白な雪の綺麗な景色が広がっていた
ヲタク「わ〜きれい!」(リドルの手を引く)「リドル君見て!見て!」
リドル🌹「なんだい急に」(少し驚いたような声色)(景色を見ると少し微笑む)「確かに綺麗だね、君と来れて良かったよ」
ヲタク(顔が赤くなる)
リドル🌹(ハッとして)「い、今のは忘れてくれ!」
ヲタク「えー? 何を?」
リドル🌹「だから……今の……」
ヲタク「『君と来れて良かった』ってやつ?」
リドル🌹「~~~~っ!!」
ヲタク「ふふっ、顔真っ赤じゃん」
リドル🌹「キミがわざわざ蒸し返すからだろう! まったく……!」
リドルはぷいっと顔を逸らす。
けれど、耳まで赤くなっているのを見て、ラタクは思わず笑ってしまった。
ヲタク「ごめんごめん。でも、嬉しかったよ」
リドル🌹「……そう」
ヲタク「うん」
リドル🌹「……なら、いいけど」
少しだけ声が小さくなる。
ヲタク「じゃあ、そろそろ滑ろうよ!」
リドル🌹「そうだね。せっかく来たんだ。今日は思いっきり楽しもう」
ヲタク「よーし! じゃあ競争!」
リドル🌹「競争?」
ヲタク「どっちが先にあの旗まで行けるか!」
少し離れた場所に立っている赤い旗を指差す。
リドル🌹「……いいよ」
ヲタク「え、乗った?」
リドル🌹「当然だろう。ボクを誰だと思っているんだい?」
ヲタク「リドル君はリドル君でしょ?」
リドル🌹「そういうことじゃ」
ヲタク「じゃあ……いくよ!」
二人は並んで雪の斜面に立つ。
リドル🌹「三……」
ヲタク「二……」
リドル🌹「一!」
ヲタク「スタート!」
勢いよく滑り出す。
「わぁぁぁぁ!」
ヲタクは楽しそうにスピードを上げていく。
一方のリドルは――
リドル🌹「ちょ、ちょっと待って! 速すぎる!」
ヲタク「リドル君、頑張ってー!」
リドル🌹「キミ、後で覚えておきなよ!!」
ヲタク「わー! 怖ーい!」
リドル🌹「全然怖がってないじゃないか!」
ヲタク「だって楽しいもん!」
リドルは呆れたようにため息をつく。
けれど、その口元には小さな笑みが浮かんでいた。
そして――
ヲタク「ゴール!」
先に旗へ到着したラタクが、勢いよく振り返る。
ヲタク「やった! 私の勝ち!」
リドル🌹「……くっ」
少し遅れてリドルも到着する。
リドル🌹「今のはボクの調子が悪かっただけだ」
ヲタク「負け惜しみ?」
リドル🌹「違う!」
ヲタク「じゃあ、もう一回!」
リドル🌹「……望むところだよ」
ヲタク「よーし!」
再び二人は斜面の上へ戻ろうとする。
その途中――
ヲタク「……あ」
突然、ラタクの足元が滑った。
「わっ……!」
リドル🌹「ヲタク!」
リドルが咄嗟に手を伸ばす。
しかし――
二人ともバランスを崩して、そのまま雪の上へ倒れ込んだ。
ドサッ!
ヲタク「……痛っ」
リドル🌹「……大丈夫かい?」
ヲタク「う、うん……」
目を開ける。
すると――
すぐ目の前に、リドルの顔があった。
ヲタク「…………」
リドル🌹「…………」
距離が、近い。
さっきまでとは比べものにならないほど。
リドルの頬がみるみる赤くなっていく。
リドル🌹「……っ」
ヲタク「リドル君……?」
リドル🌹「ち、近い……!」
ヲタク「え?」
リドル🌹「近いから……少し離れてくれ!」
ヲタク「あ、ご、ごめん!」
慌てて離れようとした瞬間――
リドル🌹「……待って」
ヲタク「?」
リドルがヲタクの手を掴む。
リドル🌹「……手、冷たい」
ヲタク「スキー場だもん」
リドル🌹「……そういう意味じゃなくて」
ヲタク「?」
リドルは少し迷ったあと、ヲタクの手を自分の両手で包み込む。
リドル🌹「……これなら、少しは温かいだろう」
ヲタク「……リドル君の手も冷たいよ?」
リドル🌹「……じゃあ、お互い様だね」
ヲタク「ふふっ」
リドル🌹「……笑うなよ」
ヲタク「だって、リドル君が優しいから」
リドル🌹「……っ」
リドルはまた顔を赤くする。
それでも、手は離さなかった。
白い雪が二人の周りに静かに降り始める。
ヲタク「ねぇ、リドル君」
リドル🌹「なんだい?」
ヲタク「今日、一緒に来てくれてありがとう」
リドル🌹「……ボクの方こそ」
ヲタク「え?」
リドル🌹「……キミと来られて、良かったと思ってる」
今度はヲタクの顔が赤くなる番だった。
リドル🌹「……ふふ」
ヲタク「な、何笑ってるの!」
リドル🌹「いや……キミも顔が赤いなと思って」
ラタク「もう! リドル君のせいだから!」
リドル🌹「それはお互い様だろう?」
そう言って、リドルは少しだけ嬉しそうに笑った。
――今日のスキー旅行は、まだ始まったばかりだった。