アレス特殊小隊とエイリアン研究所【ラニアケア宇宙防衛隊とエイリアン×あやかし戦記ifストーリー】
火星支部アレス特殊小隊
「今日もいい天気ね」

黒髪を三つ編みにした女性――イヅナは、建物の外に出てすぐ、グッと体を伸ばしながら言う。

空には太陽が輝いており、空は赤茶色に染まっていた。冷え込んだ空気が、イヅナの頬を撫でる。

「そうだね。地球だと、空は青く見えるらしいよ」

イヅナの隣に並んでいた白髪に紫の目の男性――ヴィンセントの言葉に、赤い髪に黒目の男性――レオナードが「そうなのか!?」と反応した。

「地球と火星の夕焼けの色って、逆みたいなんだよね」

「夕焼けの色が逆……地球の夕焼けも見てみたいわ……」

冷えた風が吹いて、3人の着ている青みがかった黒色の隊服が揺れる。

「……げっ、アレス特殊小隊だ……今近づいたら、怒られそうだ。早く行こうぜ」

イヅナ、ヴィンセント、レオナードの3人の衣装を見た一般隊員たちは、逃げるように早足で去っていった。

3人とも軍服の上からケープ付きのマントを身にまとっており、一般隊員とは少し違う格好をしている。

イヅナ、ヴィンセント、レオナードの3人は、ラニアケア宇宙防衛隊の火星支部にある、アレス特殊小隊に所属しているのだ。

3人は、幼なじみで火星都市で生まれ育った。そして、訓練と勉強を頑張り、3人は宇宙防衛隊に入隊。すぐに、アレス特殊小隊と呼ばれる部隊に配属となった。
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