星降る夜に
凪は私に何も求めなかった


話さなくてもいい


笑わなくてもいい


ただ隣に座っているだけでよかった


ある夜、凪が言った


「沙羅って、よく空見るよね」


「凪もでしょ」


「俺は星が好きだから」


「私も好きになった」


「じゃあ、俺のおかげ?」



「……ちょっとだけ」


凪が笑った


その笑顔を見ると、胸の奥が少しだけ温かくなった






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