目立たない総務の私ですが、ハイスペック副社長がジレ甘です
真由はクリアファイルを叩くようにテーブルへ置いた。

「本日ここに、双方の合意文書と調達完了の証明書を提出いたします。肩書や家格ではなく、この『数字と現実』に不備がおありでしょうか」

​完全なる静寂。

​鷹司側の理事はぐうの音も出ず、開いた口が塞がらないまま蒼白な顔で固まっている。

三ツ橋商事の役員たち、そして中東のパートナーからは驚嘆と称讃の溜息が漏れ聞こえた。

​真由はゆっくりと息を吐き、最後にもう1度、宗一郎に向かって誇り高く胸を張った。
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