目立たない総務の私ですが、ハイスペック副社長がジレ甘です
「……誰のせいだと思っているんですか。ですが、不思議と体も心もすごく軽いです」

​強がって見せる真由の頭を、蓮は愛おしくてたまらないといった様子で撫で、その髪にそっと唇を寄せた。

​「そうか。ならいいが……あまり無理をして強がるな。私の前でまで、完璧な主幹でいる必要はないんだぞ」

​「蓮さん……」

​「君がどれだけ優秀になろうと、私にとってお前は、守り抜き、甘やかしたい愛しい妻だ。疲れた時はいつでも俺に寄りかかれ」

​鷹司の腕に力がこもり、真由の身体がさらに深く胸元へと引き寄せられる。

真由がふふっと力みを解いて体を預けると、鷹司の口元にも甘い笑みがこぼれた。

​鷹司は真由の手の上に重ねた自分の手をすくい上げ、左手薬指で朝日に反射して輝く指輪のダイヤモンドに、そっと愛おしむようなキスを落とした。

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