放課後図書室、影のキス
「じゃあ木下くん、よろしくね」

司書さんが僕に鍵を渡した。

「はい、任せて下さい。ちゃんと帰る時は閉じておきます」

「木下くんは真面目だし、大丈夫よ。また明日」


「さようなら」

と、今にも消え入りそうな声で呟く。

夏の蒸されている空気に
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