好きっていったら、困りますか
久々に出た外の街は窓から見える景色と同じ姿をしていた。
でも絵としていて見ていた光景に自分らはいるとはなんとも不思議な気分だ。
見るだけでは聞こえなかった車の音や人々の声が街を明るくさせていたんだね。
「遅いよー優くん!」
一ノ瀬はスキップしながら鼻歌を口ずさんでいる。
よほど外に出ることが嬉しいのかもしれない。
「そういえばどこ行くの?」
「ふふーんつくまで内緒!」