君の" 裏の顔 "は誰も知らない。
#1君のカオ
○学校・廊下(登校時間)
私 白石 日和
何処にでもいる女子高校生です。
突然ですが、私の幼馴染をご紹介します
女子生徒「湊音くーんっ!おはよー!」
湊音「おはよう。今日も頑張ろうね」
女子生徒達「きゃぁっー!」
淡いハニーゴールドの髪に
日本人離れしたエメラルド色の瞳
そして女の子に愛想を振りまく人たらし…
それが私の幼馴染・早乙女 湊音 である。
彼は学園一のモテ男兼リアル王子様 という二つ名を持っている。
生徒会長、応援団長。
とにかく目立ちまくりな存在なのだ。
それに加え…
(…ほら、始まった)
湊音が何かに気が付いたように「あ」と声を洩らし、横にいた女子生徒に近付く
湊音「もしかして髪切った?」
女子生徒A「え?あ。う、うんっ…!ちょっとだけ!」
湊音「可愛いね、君にすごく似合ってるよ。」
女子生徒A「─ッ!??」
バタン
モブ生徒「うおっ!倒れたぞ!?」
モブ生徒「流石リアル王子…触れただけで倒れた女子は数知れずだな。」
日和「…はぁ…。
はいはい。じゃーその子運ぶからこっち来て。」
モブ生徒「お、おう…」
湊音「あ、じゃあ俺も手伝うよ」
日和「あんたは駄目。」
湊音「えっ、どうして?」
日和「どうしても。私の荷物もって先に教室行っておいて」
湊音「…うん。分かった。日和達に任せるね」
(…これで大丈夫だといいんだけどね)
呆れ半分の気持ちのまま、女子生徒をモブ生徒と共に保健室に運ぶ
〇学校・教室
日和が教室に戻ってくる
湊音「おかえり。荷物はロッカーに入れて置いたよ」
日和「あー…うん。ありがとう」
この通り、湊音は人たらしなのだ。
それに驚き、倒れた女子生徒は全校生徒と言ってもいいくらいだ
(だから裏ではこっそり、" キュン死量産マシーン "なんて言われてるんだよ…)
そんな完璧王子の湊音には、たった一つの秘密があった。
それは…
ロッカーを教科書を取るために開ける
日和「…やっぱり」
私のロッカーには、ペンギンのキーホルダーが付いた湊音の家の鍵一つだけぽつんと入っていた。
周りを見渡すと、湊音の足元に私のカバンが置いてある
日和「…カバン、ありがとね。」
呆れ半分でそう返す
湊音「あ、いいよ気にしないで。日和にはいつも助けて貰ってるからね」
ニコッと笑う湊音
(湊音の秘密。それは〘 超がつくほどのド天然 〙ということ!!)
しょっちゅう自分の家と私の家を入り間違えるし、
服は前後ろ逆なんて日常茶飯事
たまに聞いてきた事を答える前に自己完結する事だってある。
この前なんて…
〇回想
日和「痛っ」
私がプリントを回していた時、プリントの端で手を切った時の事
湊音「大丈夫っ!?」
日和「大丈夫。血もちょっとだし、すぐ止まる…
…何してるの?」
湊音が慌てて、自分の手に絆創膏を巻き始めた
湊音「えっ?だって怪我して…」
日和「…それは、私。」
湊音「…あ、そっか。日和が怪我したなら日和に巻かないといけないね。
日和ったら遠慮しないで言っていいのに」
日和「…もう何も言う気になれない…」
湊音「?」
〇現在(教室)
(…なんて、事もあったっけ…)
あの時動揺せずにいた私、偉い…
湊音は基本的にその天然を表では隠せている。
(私的には隠せてないけどね…)
でもたまに王子という仮面が取れそうになったら、私がサポートする。
それが普段の立ち回りだ。
それは小さい頃からずっと、変わらない
それに湊音の天然を憎たらしく思ったことは無い
(…きっと、それは湊音の魅力の一部でもあるからなんだろうけど)
そう思いながら私は、荷物をロッカーに詰め直そうとした時だった
私 白石 日和
何処にでもいる女子高校生です。
突然ですが、私の幼馴染をご紹介します
女子生徒「湊音くーんっ!おはよー!」
湊音「おはよう。今日も頑張ろうね」
女子生徒達「きゃぁっー!」
淡いハニーゴールドの髪に
日本人離れしたエメラルド色の瞳
そして女の子に愛想を振りまく人たらし…
それが私の幼馴染・早乙女 湊音 である。
彼は学園一のモテ男兼リアル王子様 という二つ名を持っている。
生徒会長、応援団長。
とにかく目立ちまくりな存在なのだ。
それに加え…
(…ほら、始まった)
湊音が何かに気が付いたように「あ」と声を洩らし、横にいた女子生徒に近付く
湊音「もしかして髪切った?」
女子生徒A「え?あ。う、うんっ…!ちょっとだけ!」
湊音「可愛いね、君にすごく似合ってるよ。」
女子生徒A「─ッ!??」
バタン
モブ生徒「うおっ!倒れたぞ!?」
モブ生徒「流石リアル王子…触れただけで倒れた女子は数知れずだな。」
日和「…はぁ…。
はいはい。じゃーその子運ぶからこっち来て。」
モブ生徒「お、おう…」
湊音「あ、じゃあ俺も手伝うよ」
日和「あんたは駄目。」
湊音「えっ、どうして?」
日和「どうしても。私の荷物もって先に教室行っておいて」
湊音「…うん。分かった。日和達に任せるね」
(…これで大丈夫だといいんだけどね)
呆れ半分の気持ちのまま、女子生徒をモブ生徒と共に保健室に運ぶ
〇学校・教室
日和が教室に戻ってくる
湊音「おかえり。荷物はロッカーに入れて置いたよ」
日和「あー…うん。ありがとう」
この通り、湊音は人たらしなのだ。
それに驚き、倒れた女子生徒は全校生徒と言ってもいいくらいだ
(だから裏ではこっそり、" キュン死量産マシーン "なんて言われてるんだよ…)
そんな完璧王子の湊音には、たった一つの秘密があった。
それは…
ロッカーを教科書を取るために開ける
日和「…やっぱり」
私のロッカーには、ペンギンのキーホルダーが付いた湊音の家の鍵一つだけぽつんと入っていた。
周りを見渡すと、湊音の足元に私のカバンが置いてある
日和「…カバン、ありがとね。」
呆れ半分でそう返す
湊音「あ、いいよ気にしないで。日和にはいつも助けて貰ってるからね」
ニコッと笑う湊音
(湊音の秘密。それは〘 超がつくほどのド天然 〙ということ!!)
しょっちゅう自分の家と私の家を入り間違えるし、
服は前後ろ逆なんて日常茶飯事
たまに聞いてきた事を答える前に自己完結する事だってある。
この前なんて…
〇回想
日和「痛っ」
私がプリントを回していた時、プリントの端で手を切った時の事
湊音「大丈夫っ!?」
日和「大丈夫。血もちょっとだし、すぐ止まる…
…何してるの?」
湊音が慌てて、自分の手に絆創膏を巻き始めた
湊音「えっ?だって怪我して…」
日和「…それは、私。」
湊音「…あ、そっか。日和が怪我したなら日和に巻かないといけないね。
日和ったら遠慮しないで言っていいのに」
日和「…もう何も言う気になれない…」
湊音「?」
〇現在(教室)
(…なんて、事もあったっけ…)
あの時動揺せずにいた私、偉い…
湊音は基本的にその天然を表では隠せている。
(私的には隠せてないけどね…)
でもたまに王子という仮面が取れそうになったら、私がサポートする。
それが普段の立ち回りだ。
それは小さい頃からずっと、変わらない
それに湊音の天然を憎たらしく思ったことは無い
(…きっと、それは湊音の魅力の一部でもあるからなんだろうけど)
そう思いながら私は、荷物をロッカーに詰め直そうとした時だった


