恐怖探偵団と魔法の世界
(映画、よかったわ……)
麗奈は黙り込み、映画の余韻に浸る。桜が「これ観たいの」と言ったのは、高校生が主人公の恋愛映画だった。写真部に所属する女子高生は、ある日クラスメートの男子の秘密を知ってしまう。それは、十六時半を過ぎると周囲の人々の記憶と視界から完全に消え去ってしまう奇妙な体質だった。人との交流を諦めている男子に、女子高生は明るく振る舞い、二人で十六時半までの時間を楽しむようになる。しかし、男子が消えてしまう時間が少しずつ早まっていってしまうのだ。
(いいお話だった……)
麗奈は恋愛映画を初めて観た。両親から「恋愛映画なんて馬鹿が観るもの」と言われてきたためだ。しかし、麗奈の胸は幸せで満たされている。
(こんな面白いものを、私は今まで知らなかったのね)
麗奈の目に涙が浮かぶ。すると、蕾が抱き付いてきた。蕾の目にも涙が浮かんでいる。
「れいにゃ〜!映画よかったよ〜!」
「ね、猫宮!わかったから離れて!」
麗奈は黙り込み、映画の余韻に浸る。桜が「これ観たいの」と言ったのは、高校生が主人公の恋愛映画だった。写真部に所属する女子高生は、ある日クラスメートの男子の秘密を知ってしまう。それは、十六時半を過ぎると周囲の人々の記憶と視界から完全に消え去ってしまう奇妙な体質だった。人との交流を諦めている男子に、女子高生は明るく振る舞い、二人で十六時半までの時間を楽しむようになる。しかし、男子が消えてしまう時間が少しずつ早まっていってしまうのだ。
(いいお話だった……)
麗奈は恋愛映画を初めて観た。両親から「恋愛映画なんて馬鹿が観るもの」と言われてきたためだ。しかし、麗奈の胸は幸せで満たされている。
(こんな面白いものを、私は今まで知らなかったのね)
麗奈の目に涙が浮かぶ。すると、蕾が抱き付いてきた。蕾の目にも涙が浮かんでいる。
「れいにゃ〜!映画よかったよ〜!」
「ね、猫宮!わかったから離れて!」