欲しがる妹に婚約者をあげたら、なぜかキレられました。これって私が悪いのでしょうか?
それがこの家の娘である私に言うセリフだろうか。
しかも母がこんな嫌味を言っても、父は素知らぬ顔をしているだけ。
「ではお母様からもミレイヌに言ってくれますか? ルシアンは私の婚約者であり、世間体もあるので二人で会うのは控えるようにと」
「まぁ。自分の妹が義理の兄となる者と仲が良いというだけで、なぜそんなことを言い出すの? あなたという子は……」
「なぜ? 世間体と言うものがあるのではないですか? これはミレイヌのためでもあるんですよ」
感情的になる母を無視し、私は父へと詰め寄る。
「それもまぁ、今だけの話だろう? 何もそんなに怒らなくとも……」
「今だけ? そう言って、もうずっとあんな感じではないですか」
「いいじゃないの少しくらい! あの子はあなたと違い、一生をこの伯爵家で過ごすのよ? どこかの次男とかいう魅力の欠ける男性を婿に迎えなきゃいけないんだし。少しくらい羽を伸ばしたいと思うのが普通でしょう」
「羽を伸ばすって……」
この人たちはいつもそうだ。
何かにつけてミレイヌは可哀そうな存在なのだという。
しかも母がこんな嫌味を言っても、父は素知らぬ顔をしているだけ。
「ではお母様からもミレイヌに言ってくれますか? ルシアンは私の婚約者であり、世間体もあるので二人で会うのは控えるようにと」
「まぁ。自分の妹が義理の兄となる者と仲が良いというだけで、なぜそんなことを言い出すの? あなたという子は……」
「なぜ? 世間体と言うものがあるのではないですか? これはミレイヌのためでもあるんですよ」
感情的になる母を無視し、私は父へと詰め寄る。
「それもまぁ、今だけの話だろう? 何もそんなに怒らなくとも……」
「今だけ? そう言って、もうずっとあんな感じではないですか」
「いいじゃないの少しくらい! あの子はあなたと違い、一生をこの伯爵家で過ごすのよ? どこかの次男とかいう魅力の欠ける男性を婿に迎えなきゃいけないんだし。少しくらい羽を伸ばしたいと思うのが普通でしょう」
「羽を伸ばすって……」
この人たちはいつもそうだ。
何かにつけてミレイヌは可哀そうな存在なのだという。