欲しがる妹に婚約者をあげたら、なぜかキレられました。これって私が悪いのでしょうか?
 なんだかもう、全てめんどくさくなってきてしまったわね。

 あげないと言えば泣きわめき、結局はいつものようになってしまう。
 そんなワガママを許してきた両親もダメすぎるけれど、それに屈してきた私もどうなんだろうとは思う。

 こんなモンスターを作り上げた責任は、きっと一人のものではないはずよね。
 どちらにしても私は……。 

 私は心の中でため息をつくと、まっすぐに妹を見返した。
 
 ミレイヌは見慣れぬ私の反応に、やや不服そうに眉間にシワを寄せる。

「いいわよ。あげるわ」

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