欲しがる妹に婚約者をあげたら、なぜかキレられました。これって私が悪いのでしょうか?
 だからこそ私がいくら苦言を呈しても、ヤキモチを焼いてるだけなんだろうと馬鹿げた返答をしてくるのだ。

 私たちはもう来年には結婚をする身。
 いつまでも十代の子どものように遊び惚けていいわけではないというのに、そんなことも分からないのかしら。

「そうではなく、世間体というものがあるでしょう? 大体、あなたとミレイヌの仲を勘違いする者も実際に多いのよ?」
「あー」
「あー、じゃなくて……」

 いくら婚約者の妹とはいえ、相手は未婚の女性だ。
 二人で会い、いろんなところに出かけていれば、どうしてもいろんな噂が立つ。

 私自身がその一つ一つを否定していっても、周囲の目はそうもいかない。

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