最後の謎は君だった
私は何も言えなかった。
ただ、彼の言葉を聞いていた。
先生が尋ねる。
「じゃあ、誰がやったのか分かるのか?」
「まだ分かりません」
「じゃあ、浅井さんは……」
「少なくとも」
零が遮った。
「この答案だけで、浅井さんを犯人だと決めつけるのは無理があります」
その言葉を聞いた瞬間。
張りつめていたものが、少しだけほどけた。
零は私を庇ったわけじゃない。
慰めてもくれなかった。
ただ、そこにある事実だけを見ていた。
ただ、彼の言葉を聞いていた。
先生が尋ねる。
「じゃあ、誰がやったのか分かるのか?」
「まだ分かりません」
「じゃあ、浅井さんは……」
「少なくとも」
零が遮った。
「この答案だけで、浅井さんを犯人だと決めつけるのは無理があります」
その言葉を聞いた瞬間。
張りつめていたものが、少しだけほどけた。
零は私を庇ったわけじゃない。
慰めてもくれなかった。
ただ、そこにある事実だけを見ていた。