最後の謎は君だった
私は周囲を見回した。

 本棚。

 机。

 カウンター。

 窓。

 いつもの図書室。

 特に変わったところはない。

「ねえ、浅井さん」

「なに?」

「昨日、ここにいたときのこと。もう一回思い出してみて」

「昨日?」

「うん。昼休み」

 私は目を閉じた。

 昨日の昼休み。

 本を借りて。

 窓際の席に座って。

 少し本を読んで。

 
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