最後の謎は君だった
「ここまで来たら、知りたい」

「何を?」

「誰がこんなことをしたのか」

 零が私を見る。

 そして、ほんの少しだけ笑った。

「そっか」

「……何?」

「いや」

 零は本を鞄に入れた。

「じゃあ、もう少し付き合って」

「……うん」

 図書室を出る。

 廊下には、夕方の光が長く伸びていた。

 私は零の隣を歩く。

 昨日までは、ほとんど話したこともなかった人。

 
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