最後の謎は君だった
「ただ、その子は鍵を職員室に返したと言っている」

「でも、鍵はない」

「そうなんだ」

 先生は困ったように眉を寄せた。

「職員室の鍵置き場から、鍵が一本だけなくなっていた」

 零は少し考える。

「鍵置き場って、誰でも触れるんですか?」

「いや、基本的には先生しか触らない」

「……」

 零が黙る。

 私は何となく、床を見た。

 資料室の扉の前。

 古い床に、何か落ちている。

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