純愛・フリーズバグ
第0章
「おはよー!」
試しに朝、学校の下駄箱で思い切り叫んでみた。でも、誰も、こっちを見ない。
やっぱり、そうだよね。私、紬は忘却性ノイズ症候群にかかった。
といっても、かかったことは自分自身でしった。
通称、
「絶望の砂時計」。
なぜ、誰がどうやってこの病気の名前を知ったかも、どうやってこの通称をつけたかも、なにもかも、わからない。
だって、誰にも、私の声も、姿も、着けているものも。すべて、見えない。
例え、文字を紙に書いたとしても、私が触れば、跡形もなく。消える。
そんな私を、視認することができるのは。
―たった一人の、男の子だけ。
試しに朝、学校の下駄箱で思い切り叫んでみた。でも、誰も、こっちを見ない。
やっぱり、そうだよね。私、紬は忘却性ノイズ症候群にかかった。
といっても、かかったことは自分自身でしった。
通称、
「絶望の砂時計」。
なぜ、誰がどうやってこの病気の名前を知ったかも、どうやってこの通称をつけたかも、なにもかも、わからない。
だって、誰にも、私の声も、姿も、着けているものも。すべて、見えない。
例え、文字を紙に書いたとしても、私が触れば、跡形もなく。消える。
そんな私を、視認することができるのは。
―たった一人の、男の子だけ。