最強ヴァンパイアに溺愛されています!

教室中がざわつく朝です

ルカと並んで校門をくぐったあとも、美月の心臓はずっと落ち着かなかった。

隣を歩くルカはいつも通り涼しい顔をしているのに、時々こちらを見る目だけがやさしい。
そのたびに胸がきゅっとして、まともに顔を見られない。

「そんなに緊張するな」

昇降口で靴を履き替えている時、ルカがぽつりと言った。

「だ、だって……」

「昨日も今日も、お前はお前だろ」

さらっと言われたその言葉が、妙にやさしくてあたたかい。
美月が小さくうなずくと、ルカはそれだけで少し満足したみたいに目を細めた。
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