ケンカの天才は、王子様に勝てない。
power.2)
「ただいま~」
うちの門限は19時、玄関の時計を見たらギリッギリの18時59分にすべり込んだ。
気になってちょっと見に行くはずが、いろいろあって遅くなっちゃったから。
でもセーフだしね、門限には間に合ってるわけだから!
と思ってこっそり家の中に入ろうと思った…
んだけど、スッと黒い影があたしの前に現れた。
足音さえ聞こえない、無駄のない動きはさすがとしか言いようがなくて。
「三千華」
この動きはあたしも見習いたいよね。
どうしたらこんな風になれるのかなやっぱり鍛え方が違うのかなぁ、なんて。
「慎一お兄ちゃん!」
顔を上げたら腕を組んで仁王立ちで立っていた。
むぅっとへの字にした口とこれでもかってくらいつり上げた眉毛は見るからに怒ってる。
「何時だと思ってるんだ」
「何時って…19時1分!だけどあたしが帰って来たのは18時59分だから門限より前だよ!」
「いや、あの時計は1分遅れてる…!」
「そんな時計置いとかないでよっ!!」
慎一お兄ちゃんはあたしの4つ上の高校3年生。
細いのに筋肉ムキムキで背もすっごく高い。
そこに立ったらそれだけでもう圧感じちゃって、シュッとした目でにらまれたらそれはもう…
この世で1番怖い!
うちの門限は19時、玄関の時計を見たらギリッギリの18時59分にすべり込んだ。
気になってちょっと見に行くはずが、いろいろあって遅くなっちゃったから。
でもセーフだしね、門限には間に合ってるわけだから!
と思ってこっそり家の中に入ろうと思った…
んだけど、スッと黒い影があたしの前に現れた。
足音さえ聞こえない、無駄のない動きはさすがとしか言いようがなくて。
「三千華」
この動きはあたしも見習いたいよね。
どうしたらこんな風になれるのかなやっぱり鍛え方が違うのかなぁ、なんて。
「慎一お兄ちゃん!」
顔を上げたら腕を組んで仁王立ちで立っていた。
むぅっとへの字にした口とこれでもかってくらいつり上げた眉毛は見るからに怒ってる。
「何時だと思ってるんだ」
「何時って…19時1分!だけどあたしが帰って来たのは18時59分だから門限より前だよ!」
「いや、あの時計は1分遅れてる…!」
「そんな時計置いとかないでよっ!!」
慎一お兄ちゃんはあたしの4つ上の高校3年生。
細いのに筋肉ムキムキで背もすっごく高い。
そこに立ったらそれだけでもう圧感じちゃって、シュッとした目でにらまれたらそれはもう…
この世で1番怖い!