エリーナリグビーを聴きながら

「エリーナリグビー♪おじ様の ワケ」


「アンタ 大丈夫かい!?」


と 小太りの婦人が
驚いてやって来た。


この 小太りの婦人とは

いつも お昼1時のバスの便で
定山渓温泉へ 向かう仲

であり 暇な時は世間話をする
間柄であった。



「やっぱり・・・アンタも
見たんだね・・・」


その 小太りの婦人が言うには


昔 「ある大企業のオーナーが」

視察に来たトコロ


この ススキノバス停の近くで
心臓発作を起こして

帰らぬ人になった そうで


晴れた日のお昼に

この ススキノバス停に
その オーナーの亡霊が

現れるとの事・・・



「エリーナリグビー♪おじ様・・」

「さよなら~~無事に天国へ行ける
と いいね・・・ さよなら」


小野海子の耳には
いつまでも エリーナリグビー♪
の ギターの音色が聴こえていた。


完 おわり。



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