俺様で冷徹なハイスペック医師は ツンデレで不器用で激甘な素顔を隠せない
落ち着いた調子で語りかける律の瞳には、病院全体のトップ外科医としての冷徹な顔から一転して、葵1人だけを1番大切に愛おしむ濃厚な熱が宿っていた。

​律は静かに言い渡す。

「……俺の立てたレールの上だけを歩け、葵。……必ず、元気な身体で外の世界へ連れ出してやる」

​葵は頷いた。

「……はい、律先生」

​葵は律の手から伝わる脈打つ体温と絶対的な安心感に包まれながら、再び前を向いて歩み出す決意を固めた。
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