冷遇令嬢ですが、前世の知識と先見の力で運命の王第殿下と新しい国を作ります。
そして今日はシシリーと元伯爵家嫡男のキンバリーの結婚式の日だ。

シシリーは第一号のお客様で今ではジャスミンの親友のような大切な人になっている。

ジャスミンは気合を入れて何としてもこの結婚披露パーテイを成功させてシシリーに喜んでもらいたかった。

式はバネストン邸の広い庭園で行われることになっている。

ジャネットたちアテンドチームは準備に朝早くから立ち働いている。

服は目立たないように白いシャツに黒いキュロットスカート、これは今の時代にはない物だったのでマーゴに言って作って貰った。

乗馬ズボンよりもスカートに近く動きやすい物なので、今日助っ人に頼んでいる二人の女の子には好評だった。

リリーとサラにも手伝いを頼んでいる。

皆胸にクラバットの様なリボンをつけている。

新郎新婦の進行の介添えをしたり、お客様を誘導したりするのにリリーと助っ人の女の子の二名は黄色のリボンを付けている。

お料理の確認やバネストン家の料理人や侍女たちの指図をするのにサラともう一人の助っ人はブルーのリボンをつけている。

リリーとサラがしっかりと把握しているので安心だ。

ジャスミンは結婚式全体の統括をしている。リボンはうすいグリーンだ。

デイビスもケニーも騎士の様なかっこいい服装をマーゴに作って貰い二人ともご機嫌だ。

馬車は”結婚しました”と書いたブリキの札を両サイドに掛けて、花とリボンで派手に飾ってある。

ちなみに馬も白馬を借りてきた。

デイビスはジャスミンのあまりのこだわり様に笑っていたが、一生に1回の結婚式なのだからできる限りこだわりたい。

この馬車の事はシシリーには言っていない。

見てのお楽しみ、サプライズなのだ。
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