冷遇令嬢ですが、前世の知識と先見の力で運命の王第殿下と新しい国を作ります。

王第殿下の恋

王弟殿下のマクシミリアンはどうにかしてジャスミンと知り合いになれる方法はないかと頭を悩ませていた。

キンバリーの結婚式後ジャスミンが気になって仕方がないのだ。

こんなことは初めてで自分でもどうしていいかわからない。

偶然を装って何度かジャスミンの店の前を通ってみたり、隣りのカフェのスイーツを買いに行ったりしたが、会う事は出来なかった。

ちなみに買ってきたスイーツは姪っ子と王妃と侍女たちに大評判だった。

姪っ子は十歳なのだが、その後は今度いつ買って来てくれるのかと顔を見るたびに言われている。

ジャスミンは店の中でだれかと打ち合わせをしいた事はあるのだが、仕事中に用事もないのに呼び出せない。

カフェに誘おうと思っても本人はカフェを経営しているのだ、間抜けのように思われるだけだろう。

そんな日々を過ごしていたら、キンバリーから食事会の招待状が届いた。

最初は行く気にもならなかったのだが、シシリーの友人も招くようなのだ。

他の友人に聞いてみたらどうやらジャスミンも来るようだ。

マキシミリアンはすぐに参加の返事を書いた。

そして密かにキンバリーを呼び出してどうにかジャスミンの隣の席にして欲しいと頼んでおいた。

そして反対側にシシリーが座るときっとシシリーとばかりと話す事になるので、その辺の席次も考えてくれと言っておいた。

当日は王族というような堅苦しい服装はやめて街に遊びに出るようなカジュアルな服装にした。

話しやすい雰囲気を作るように侍従や側近に何度も確かめて何枚も服を買って装いを決めたのだ。

女性に会うのにこんなに苦労した事なんかない。

側近のシリアスは、何度も服を見せられてその度に”仕事してくださいよ”と愚痴っている。
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