先生はキケンな許嫁。
◇ロックオンされては危険です
初夏の日。
ジリジリと日差しが照るホームに、わたし椎菜羽瑠は走って駆け込んでいた。
理由?寝坊。
プシューッという音を立ててホームに着いた電車に、通勤ラッシュに紛れた大人たちが吸い込まれるように乗り込んでゆく。
わたしが毎朝乗る早めの時間の電車は、いつも満員電車と化している。
高2生にしては小柄なわたしは、毎日隅に寄って、押しつぶされないようにするのに精一杯なのだ。
やっぱり、押しつぶされそう…っ
扉が閉まります―――アナウンスが流れ、扉を閉めるボタンを押す音がかすかに聞こえた。
――ガタンッ!
その大きな音と同時に、わたしのいるドア付近がぐらりと揺れた。
駆け込み乗車はおやめください、とアナウンスが流れる。
驚いて振り返った先には。
サラサラで綺麗にセットされた黒髪。
色白な肌に、ぱっちりとした二重の瞳。そして泣きぼくろ。
高身長で、細身のスーツを着こなしている。
この世のものとは思えない美しさを持つ男の人だ。
その時、バチッと目が合った。
恥ずかしくなって、ふいと目を逸らす。
や、やだ…!見つめるとか、わたし変態じゃん……!
扉が閉まります…
再度アナウンスが流れ、扉がゆっくりと閉まった。
ジリジリと日差しが照るホームに、わたし椎菜羽瑠は走って駆け込んでいた。
理由?寝坊。
プシューッという音を立ててホームに着いた電車に、通勤ラッシュに紛れた大人たちが吸い込まれるように乗り込んでゆく。
わたしが毎朝乗る早めの時間の電車は、いつも満員電車と化している。
高2生にしては小柄なわたしは、毎日隅に寄って、押しつぶされないようにするのに精一杯なのだ。
やっぱり、押しつぶされそう…っ
扉が閉まります―――アナウンスが流れ、扉を閉めるボタンを押す音がかすかに聞こえた。
――ガタンッ!
その大きな音と同時に、わたしのいるドア付近がぐらりと揺れた。
駆け込み乗車はおやめください、とアナウンスが流れる。
驚いて振り返った先には。
サラサラで綺麗にセットされた黒髪。
色白な肌に、ぱっちりとした二重の瞳。そして泣きぼくろ。
高身長で、細身のスーツを着こなしている。
この世のものとは思えない美しさを持つ男の人だ。
その時、バチッと目が合った。
恥ずかしくなって、ふいと目を逸らす。
や、やだ…!見つめるとか、わたし変態じゃん……!
扉が閉まります…
再度アナウンスが流れ、扉がゆっくりと閉まった。