ツンデレ彼氏は彼女のボケに耐えられない。
第1ラウンド
『先輩のことが、す、す、すきやきのタレと同じくらい好きですっ!!つ、、付き合ってくださいっ!!!』
高校三年生の俺が、後輩のニコにそんな謎の告白を受けて3ヶ月。付き合う前ですらうるさかったのに、今はもうその比じゃないくらいうるさい。
……でもかわいいから許す。今も……
「へんたい、ぱんつくってきました!(先輩、パン作ってきました!)」
「変態じゃねぇし」
パンを頬張りながら俺のことを変態呼ばわりしてくるコイツが高1の俺の彼女だ。
「変態って言ってませんっ!」
「いや、言ってたんだよ。あとパンツ食ってた、って何だよ」
「え?」
「パンツは食うもんじゃねぇし、ガチで食ったならお前が変態だからな??」
「パンツは食ってません」
「じゃあ変態じゃねぇな。安心したわ」
「そんな変態に見えますかっ!?」
「見えちゃうんだよな…」
「え!?!?」
「廊下なんだから静かにしろよ」
「すみません…」
「…クッソ…静かなのも違和感あるくらいになっちまった…」
「わたしがいないと駄目ってことですかっ!?」
「……まぁそういうことになるか…」
「やった!!」
何でこんな純粋なんだよかわいいな。
「わたしも先輩のこと大好きですよっ!」
「……」
思い切りそっぽ向いちまった…。いやでも今のはかわいいコイツが悪い。…なんて口には出せねぇけどな。
「先輩?」
「何だよしつけぇなっ!」
「えへへ、構ってくれたっ!」
ムカつく…。ガキすぎるんだよかわいいけど。
会ってすぐはかわいいよりもうるさいが勝ってたけど、今はかわいすぎてうるさいんだよな…。
何か柴犬に見えてきて、ニコのふわふわの茶髪を撫でると
「先輩お願いです」
「何だよ」
「わたしがダジャレ言うのでおもしろかったら名前呼びにしてください」
「は?ダジャレはもう無理だって言ってんだrrr」
「蛙が帰る」
「……」
今回はガチでおもんないけど、真剣の顔でダジャレ言ってんのがおもろい。
「おもんないわ」
「先輩〜(泣)」
「はいはい、わかったよ…ニコ、…これでいいだろ?」
顔を見ると、めっちゃキラキラした目で見てくる。かわいい。
「陵先輩っ!」
「うるせぇ」
やっばい、心臓の音がうるせぇっっ…。
「照れてる〜っ!」
「照れてねぇよっ!」
「照れてますっ!!」
「だ〜か〜らっ照れてねぇって!!」
「…わたし優しいのでそういうことにしといてあげます」
「黙れって」
「えへへ、」
「…」
「大好きですよっ」
「はあっ!?」
「じゃ、部活あるのでっ!また明日っ!!」
「……は、?」
何かいなくなったんだが……??何が起こった??
「いや、俺の方が好きだし…」


