君と生きたあの夏を、ひまわりだけが覚えている
第1章:残り365日の青空
「君の余命は、持ってあと1年です」
白い壁の診察室で、医師の言葉は驚くほど淡々と響いた。
17歳の夏。これからいくらでも楽しいことが待っているはずの僕の人生に、
突然、冷酷な終わりが告げられた。
不治の病。
特効薬はなく、ただ身体が衰えていくのを待つだけ。
病院を出ると、世界は残酷なほど美しい青空に包まれていた。
周りを行き交う人々は、みんな楽しそうに笑っている。
どうして僕だけなんだろう。なんで僕が死ななきゃいけないんだ。
生きる意味を見失った僕は、あてもなく電車に乗り、祖父の家がある田舎町へと向かった。
そこにある、幼い頃に一度だけ行った古いひまわり畑。
せめて最後は、一番綺麗な景色の中で消えてしまいたかった。
誰もいないひまわりの丘に立ち、僕は深く息を吸い込む。
胸の奥がズキリと痛み、激しいめまいが襲ってきた。
世界がぐにゃりと歪み、真夏の太陽の光が、強烈な純白の光へと変わる。
「っ……」
声も出ないまま、僕はその場に崩れ落ちた。
これが、僕の人生の終わりなんだ――そう思った
白い壁の診察室で、医師の言葉は驚くほど淡々と響いた。
17歳の夏。これからいくらでも楽しいことが待っているはずの僕の人生に、
突然、冷酷な終わりが告げられた。
不治の病。
特効薬はなく、ただ身体が衰えていくのを待つだけ。
病院を出ると、世界は残酷なほど美しい青空に包まれていた。
周りを行き交う人々は、みんな楽しそうに笑っている。
どうして僕だけなんだろう。なんで僕が死ななきゃいけないんだ。
生きる意味を見失った僕は、あてもなく電車に乗り、祖父の家がある田舎町へと向かった。
そこにある、幼い頃に一度だけ行った古いひまわり畑。
せめて最後は、一番綺麗な景色の中で消えてしまいたかった。
誰もいないひまわりの丘に立ち、僕は深く息を吸い込む。
胸の奥がズキリと痛み、激しいめまいが襲ってきた。
世界がぐにゃりと歪み、真夏の太陽の光が、強烈な純白の光へと変わる。
「っ……」
声も出ないまま、僕はその場に崩れ落ちた。
これが、僕の人生の終わりなんだ――そう思った