甘えん坊な彼氏に私だって甘えたい

一人のメンバーが申し訳なさそうに頭を下げてきた。すると青木君も深く頭を下げて謝ってきた。
 


「島崎さんの彼氏君に色々と言われた後、みんなで反省したんだ。自分達がいかに仕事をサボっていたか……。今まで迷惑をかけて本当に悪かった」


青木君の隣に座っていた黒木さんも、神妙な顔のまま「今までごめんなさい」と告げて頭を下げた。
 

「私も……。生徒会の仕事よりバイトを優先してごめんね。これからは毎回顔を出せるようにシフトを組むからさ……」
 


「え……そ、そんな私は……」



私は困惑しながらも、落ち込んでいるメンバーたちの表情を見て、思わず言葉を詰まらせた。



「私の方こそ、会長のくせに上手く仕切れなくてごめんなさい。こんな状態になったのは私の責任でもあるから……。だから、これからはみんなで無理なく集まれる日を作って、声をかけ合いながら協力してやっていきたいと思ってるの。これからも……よろしくお願いします!」


私が深々と頭を下げると、メンバーの一人が言った。


「会長、早速溜まった仕事をみんなで片付けちゃおうか!」


「そうしよう! とりま分担してやろうか」


やる気を見せ始めたメンバーたちの顔を見て、私はなんだか誇らしくなった。


けれどこれも、全部瑠衣君のおかげなのだと思うと、胸の奥が締め付けられるように痛む。
 



瑠衣君がしてくれたことは、全く迷惑なんかじゃなかった。
 
本当に、私を助けてくれるためにやってくれたんだ——。

 

 
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