学園一の完璧王子は、私にだけ【冷徹な本性】を隠さない。
 そう言って、蓮先輩は私の肩に顎を乗せて、すっかり甘えた声を出す。
 学校のみんなが知っている完璧な生徒会長は、私だけの前で、世界一わがままで、世界一甘い男の子になる。
 
 嘘つきで冷徹な悪魔の檻に閉じ込められたはずの私は、気づけば、誰よりも幸せなシンデレラになっていた。
 学校中を騙す、嘘つきで完璧な王子様。
 だけど、私にだけ見せるその本当の素顔は——世界中の誰よりも一途で、私にだけは甘すぎる、最高の彼氏でした。
(おわり)
< 63 / 63 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

表紙を見る 表紙を閉じる
「私のこと、もう忘れてるよね……?」 10年ぶりの桜の街。あの日の小さなおもちゃの指輪が、2人の運命をもう一度動かし始める――。 親の都合で、子供の頃に大好きだった街を離れることになった高1のりあ。 あの日のお祭りの夜、泣きじゃくる幼なじみのひなたと「大きくなったらまた会おうね」と、屋台で取った子供用のプラスチックのペアリングを分け合ってお別れした。 その時交わした小さな約束を、りあはずっと胸に抱き続けていた。 10年が経ち、懐かしい思い出の街の高校に逆転校してきたけれど……。 そこで再会した朝陽日向(あさひ・ひなた)くんは、誰もが振り返るほどの超爆イケな学校一の爽やか王子様になっていた! たくさんの女子に囲まれてキラキラ輝く彼を見て、ウブなりあは声をかけることもできず胸をギュッと痛めてしまう。 「私のことなんて、もう忘れちゃったよね……?」 住む世界が変わってしまったひなたくんに、切ないため息をつく毎日。 だけどある日の放課後、夕暮れの図書室で、まさかの2人きりになってしまうハプニングが発生して――!? 学校一の爽やか王子が、私の前だけで見せる【一途な独占欲】に心臓がもちませんっ! すれ違う切なさと、最高級の胸キュンがギュッと詰まった、ピュア度200%の10年ごじらせ再会ラブストーリー、ついに開幕!
君と生きたあの夏を、ひまわりだけが覚えている

総文字数/10,264

恋愛(その他)15ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「君の命は、もってあと1年です」 突然の余命宣告に絶望し、生きる意味を失った高校生のハル。 あてもなく辿り着いたひまわり畑で倒れた彼が目を覚ますと――そこは昭和十九年の夏だった。 戦時中という激動の時代で出会ったのは、ひまわりのようにひたむきに笑う食堂の娘・サクラ。 孤独なハルを温かく迎え入れてくれた彼女と過ごすうちに、ハルは初めて「生きたい」と願うようになる。 しかし、無情なカウントダウンはすでに始まっていた。 ハルの身体を蝕んでいく、残り少ない「病気の余命」。 そして、歴史の教科書が告げる、この街に迫る空襲という「時代の余命」。 お互いに未来がないと知りながら、それでも二人は、残された時間のすべてを懸けて恋に落ちていく――。 「もし生まれ変われたら、その時はまた、あのひまわりの丘で出会おうね」 たとえ世界が灰になっても、君と生きたあの夏を、ひまわりだけが覚えている。 限られた時間のなかで二人が紡いだ、あまりにも切なく、美しい純愛の奇跡。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop