婚約者はマジモノの狂人でした!逃げます
この世には信じられないコミュ力破綻モンスターがいると思う。
私の経験を持って知って欲しいね!
私はただの子爵令嬢ケイト、お父様の政略結婚により、
伯爵家のアントニウス様と婚約になったのだが、もう彼が狂っていた。
別に猟奇的な殺人をしてくるとか、そういう狂い方では無い。
それはそれで怖いが、そういう物理的にヤバいのでは無く、存在がヤバい方なのであった!
だから血とかは出ないし、暴力も無いから安心して欲しい!
アントニウス様との最初のお茶会である。
私は当然緊張していた。上手くやれればいいのだが!って意味で。
お父様も伯爵家との繋がりを求めており、ようはこれは、ただの愛とか言う話ではなく、子爵家のための任務なのだ!
男がいざと言う時に戦いに駆り出される代わりに、我々女はこういうことが戦いなのだ!
と教わった。なるほど道理である!
いや愛がある結婚とやらをして見たい気持ちはあるが、それはそれ、貴族の令嬢の任務を無視してまで求めてはいけないのだ!
まぁそれでも、政略結婚にも拘らず、その後仲の良い夫婦になる例もいくらでもあるので、そうなればいいなと思っているだけに過ぎない!
さてお茶会で私が到着すると、アントニウス様がお待ちしていた。
私は第一印象が大事と思い、まぁぶっちゃけ笑顔が若干引きつっていた感がしなくもないが!(自然体は難しい!)
丁寧に挨拶をする!
「アントニウス様お会いできて嬉しいです。ケイトと申します、これからよろしくお願いします!」
うん緊張でいまいちだったかもしれないが、自分なりには頑張ったつもりだ!
すると……
「ああ……」
だけである。
私は思った、これは三択であると!
1つはアントニウス様も緊張しており、ああなっただけだ。それならそれでいい、むしろ緊張するほどこの関係を重視したい現れでそのうち慣れるだろうと楽観できる!
2つはアントニウス様がコミュ障でああいう反応しかできないと言うケースだ。これはこれでなかなか辛い。最初だけならまだしも、ずっとこうならば、少し勘弁して欲しいと思うのである!
3つ目は本人が不服に思っているなどで嫌々な場合だ。これはこれで2以上にきつい。初対面で何か知らないが嫌われているのだとしたら、私からしたらどうにもならない!
しかしこの普通に考えられる3つを外してくるとは私もこの時は思わなかったのである!
アントニウス様は私が色々話しかけても言葉短めに、「ああ……」とか「そうか……」と愛想が超絶悪かった!
この人は会話が嫌いなのだろうか?それとも私が嫌いなのだろうか?
でもそれにしては嫌味を言ったり睨むわけでもないので、私を敵視しているにしてはおかしい。だからマジでこれはコミュ障なのか?それとも慣れれば違うのか?
私は不安になってくるのであった……!
「アントニウス様、私と話すのはつまらないのでしょうか?」
ある日思い切って聞くことにした。
すると……
「そんなことは無い……」
これだけでちっとも楽しそうな顔はしていない……
あのですね、言葉と表情が一致していなさすぎて、全然信用ならないのですが!
さらにもしもコミュ障だとしたらこうなるのでは無いか?
自分は楽しいつもりだけどうまく話しかけられないのであれば、どうしてそんなことを思うんだ!みたいなことを私に返すのでは?
それはそれでお前の今までの態度を見ればそう思うやろ!ってこっちは言い返したいが、本人の中では、別に不愛想なつもりは無かったって言い訳がギリギリ成り立つ。
だが違うので、コミュ障とも違うのかも?となると慣れてないだけ?
だが慣れてないにしてはもう初めてのお茶会から5回目よ……
いくら何でもそろそろ少しは慣れた様子を見せて欲しいのですが、最初と一切変わらないのですが!
私は忍耐強いなどと自分を思う気は一切無いが、それでも十分頑張って対応したのでは?と自分に思うのであった!
と言うわけで大胆に聞く!
「あのですね、アントニウス様はまだ私と話すことに慣れていないとか、私に一切の親しみを感じないとかあるのですか?」
このように質問するとアントニウス様の表情が初めて変わった!
しかも怒った顔に!
「……君は勝手に何故ベースを決めるのだ!自己中では無いか!僕がどう思うかは僕の勝手だ!」
……怒られてしまったが慣れるのが極端に遅い人ってことなのだろうか?
それはそれできついなぁ……私と感覚が違いすぎる!
ハッキリ言って困惑していた……
「……ではアントニウス様の自由でいいのですが、私のことがお嫌いとかなのですか?」
正直嫌いだと言われて婚約破棄になって欲しいと思いだした自分がいる。
ようは慣れるペースが人それぞれなのは分かるけど、あまりにもその感覚が違う人とは、上手く行かないのではないだろうか?って私は思うからだ!
すると……
「何故君は僕を確かめるようなことを言うのだ!」
と怒り出すでは無いか……
ここで私はおかしいと思った。慣れてないだけの怒りにしては、質問すら受け付けないのはおかしいでは無いか!
実際にさっき怒られたのだから、嫌われているのか?って聞くこと自体どこがおかしいのだろうか?相手が不安に思う可能性は十分に考えられるでしょうが!
私はそこまで不安に飲まれ切ったりしないが、でも嫌いならば仕方ないと思う覚悟を持って聞いたと言うのに!
「確かめたわけではありません、でも嫌われているのだとしたらそれはそれで、この関係はきっとうまくいかないのでは?って不安になっただけです!」
私がそのように伝えると、
「自己中な奴め!僕の気持ちは僕のものだ!勝手なことをするな!」
これである。だったら私の気持ちも私のものってことでいいんだよね?
私はそう思ってお互いワガママを言い合う関係を望んでいるのかと思って言ってやる!
「分かりました、アントニウス様のお気持ちはアントニウス様のものです。ですが私の気持ちも私のもので、私はこうも機嫌を伺うような関係になりそうな未来はまっぴらです!ご理解ください!」
「何故僕が君の気持ちを一方的に理解しないといけないのか!厚かましいぞ!」
ふざけるなよ、お前はお前で僕の気持ちを尊重しろってさっきほざいてただろうが!それでいながら私はどうでもいいだと!?
ようは人間関係って自分がワガママを言うのなら相手のワガママも聞く、自分がワガママをあまり言わないのなら、相手のワガママもあまり聞かない。こういう等価でお互い同意できそうな点を探る行為だろうが!
こいつは僕はワガママを全ブッパします、でもこっちのワガママは知らない、
何だその論外の価値観は!
私はもう切れだしている!
「では私もアントニウス様の気持ちを理解しなくてもいいですね!」
「ああ理解しなくていいぞお前ごときに分かるわけないのだから。だから黙って従っていろ!」
ざけんなカスが!気持ちが分からないとか上から目線でイキるのならそれはそれで自由だが、気持ちが分からなくてもいいから従えだと!?
私は奴隷じゃない!
思わず生まれて初めて顔に向かってぐーぱんしたい気持ちになったのを耐えるのが精いっぱいだった!
こいつの前では令嬢の仮面も被るのが嫌なくらい、不愉快な気持ちになるのである!
「何故私が従わないといけないのでしょう?」
「それはお前がたかが子爵令嬢だからだ!」
「貴族の身分差程度でそこまで絶対的な服従が強いられることは存在しないのですが!」
「黙れ、この僕が決めたんだ従え!」
私は激怒した!
「絶対服従なんてあの偉大なる陛下ですら滅多に貴族に求めずにバランスを取っているのに、たかが伯爵家の小僧ごときに何の権利があると思っているんだ!」
「貴様たかが子爵令嬢のくせに侮辱をしたな!?」
「ならば出る所に出て決着をつけましょう!」
「望むところだ!」
馬鹿が!お前は陛下ですら貴族に言わない絶対服従を求めたんだ!
これはお前は陛下よりも偉いと取られても無理が無い行為をしたんだ!
勝つのはこちらだからどうでもいい。
案の定婚約破棄が認められ、アントニウスが絶対的に悪いことになった。
そらそうよ。
王家は別にアントニウスを王権侵害と認めることは無かったが、裁判では当然その不適格な言動故に、ケイトが婚約破棄をするのは妥当性があると100%私の主張が認められたのだ!
アントニウスの馬鹿だが裁判中も、
「すべてはお前が悪い僕の気持ちを無視した、僕は被害者だ!」
これを言い方を変えただけで全く同じことを繰り返しており、裁判官も呆れ果てていたのであった!
もう絶縁できたからどうでもいいのだが、今思えばあいつはマジで狂っていたと思う。
何故なら全方位擁護点が無いからだ!
例えば孤立主義者で誰とも関わりたくないのであれば、自分の気持ちを理解しろなんて戯言は言わないから違う!
では自分の気持ちを理解されたいからこそ、相手との関係を作るタイプかと言うと一方的だ!
さらにろくにコミュニケーションが取れないのなら、一緒に黙っているだけでいいみたいな関係では無く、自分は尽くされたい、だが相手には一切何もしない。つまり言わずともお前は理解しろ、こっちは何も理解しない。こう言ってるようなものだ。
こんな基地外と関わりたい人間がいるのだろうか?
少なくても私は無理である。きっと誰もが無理だと思うが、基地外同士だとどうなるのでしょうね?
私は違うので分からないと思うのであった!
私の経験を持って知って欲しいね!
私はただの子爵令嬢ケイト、お父様の政略結婚により、
伯爵家のアントニウス様と婚約になったのだが、もう彼が狂っていた。
別に猟奇的な殺人をしてくるとか、そういう狂い方では無い。
それはそれで怖いが、そういう物理的にヤバいのでは無く、存在がヤバい方なのであった!
だから血とかは出ないし、暴力も無いから安心して欲しい!
アントニウス様との最初のお茶会である。
私は当然緊張していた。上手くやれればいいのだが!って意味で。
お父様も伯爵家との繋がりを求めており、ようはこれは、ただの愛とか言う話ではなく、子爵家のための任務なのだ!
男がいざと言う時に戦いに駆り出される代わりに、我々女はこういうことが戦いなのだ!
と教わった。なるほど道理である!
いや愛がある結婚とやらをして見たい気持ちはあるが、それはそれ、貴族の令嬢の任務を無視してまで求めてはいけないのだ!
まぁそれでも、政略結婚にも拘らず、その後仲の良い夫婦になる例もいくらでもあるので、そうなればいいなと思っているだけに過ぎない!
さてお茶会で私が到着すると、アントニウス様がお待ちしていた。
私は第一印象が大事と思い、まぁぶっちゃけ笑顔が若干引きつっていた感がしなくもないが!(自然体は難しい!)
丁寧に挨拶をする!
「アントニウス様お会いできて嬉しいです。ケイトと申します、これからよろしくお願いします!」
うん緊張でいまいちだったかもしれないが、自分なりには頑張ったつもりだ!
すると……
「ああ……」
だけである。
私は思った、これは三択であると!
1つはアントニウス様も緊張しており、ああなっただけだ。それならそれでいい、むしろ緊張するほどこの関係を重視したい現れでそのうち慣れるだろうと楽観できる!
2つはアントニウス様がコミュ障でああいう反応しかできないと言うケースだ。これはこれでなかなか辛い。最初だけならまだしも、ずっとこうならば、少し勘弁して欲しいと思うのである!
3つ目は本人が不服に思っているなどで嫌々な場合だ。これはこれで2以上にきつい。初対面で何か知らないが嫌われているのだとしたら、私からしたらどうにもならない!
しかしこの普通に考えられる3つを外してくるとは私もこの時は思わなかったのである!
アントニウス様は私が色々話しかけても言葉短めに、「ああ……」とか「そうか……」と愛想が超絶悪かった!
この人は会話が嫌いなのだろうか?それとも私が嫌いなのだろうか?
でもそれにしては嫌味を言ったり睨むわけでもないので、私を敵視しているにしてはおかしい。だからマジでこれはコミュ障なのか?それとも慣れれば違うのか?
私は不安になってくるのであった……!
「アントニウス様、私と話すのはつまらないのでしょうか?」
ある日思い切って聞くことにした。
すると……
「そんなことは無い……」
これだけでちっとも楽しそうな顔はしていない……
あのですね、言葉と表情が一致していなさすぎて、全然信用ならないのですが!
さらにもしもコミュ障だとしたらこうなるのでは無いか?
自分は楽しいつもりだけどうまく話しかけられないのであれば、どうしてそんなことを思うんだ!みたいなことを私に返すのでは?
それはそれでお前の今までの態度を見ればそう思うやろ!ってこっちは言い返したいが、本人の中では、別に不愛想なつもりは無かったって言い訳がギリギリ成り立つ。
だが違うので、コミュ障とも違うのかも?となると慣れてないだけ?
だが慣れてないにしてはもう初めてのお茶会から5回目よ……
いくら何でもそろそろ少しは慣れた様子を見せて欲しいのですが、最初と一切変わらないのですが!
私は忍耐強いなどと自分を思う気は一切無いが、それでも十分頑張って対応したのでは?と自分に思うのであった!
と言うわけで大胆に聞く!
「あのですね、アントニウス様はまだ私と話すことに慣れていないとか、私に一切の親しみを感じないとかあるのですか?」
このように質問するとアントニウス様の表情が初めて変わった!
しかも怒った顔に!
「……君は勝手に何故ベースを決めるのだ!自己中では無いか!僕がどう思うかは僕の勝手だ!」
……怒られてしまったが慣れるのが極端に遅い人ってことなのだろうか?
それはそれできついなぁ……私と感覚が違いすぎる!
ハッキリ言って困惑していた……
「……ではアントニウス様の自由でいいのですが、私のことがお嫌いとかなのですか?」
正直嫌いだと言われて婚約破棄になって欲しいと思いだした自分がいる。
ようは慣れるペースが人それぞれなのは分かるけど、あまりにもその感覚が違う人とは、上手く行かないのではないだろうか?って私は思うからだ!
すると……
「何故君は僕を確かめるようなことを言うのだ!」
と怒り出すでは無いか……
ここで私はおかしいと思った。慣れてないだけの怒りにしては、質問すら受け付けないのはおかしいでは無いか!
実際にさっき怒られたのだから、嫌われているのか?って聞くこと自体どこがおかしいのだろうか?相手が不安に思う可能性は十分に考えられるでしょうが!
私はそこまで不安に飲まれ切ったりしないが、でも嫌いならば仕方ないと思う覚悟を持って聞いたと言うのに!
「確かめたわけではありません、でも嫌われているのだとしたらそれはそれで、この関係はきっとうまくいかないのでは?って不安になっただけです!」
私がそのように伝えると、
「自己中な奴め!僕の気持ちは僕のものだ!勝手なことをするな!」
これである。だったら私の気持ちも私のものってことでいいんだよね?
私はそう思ってお互いワガママを言い合う関係を望んでいるのかと思って言ってやる!
「分かりました、アントニウス様のお気持ちはアントニウス様のものです。ですが私の気持ちも私のもので、私はこうも機嫌を伺うような関係になりそうな未来はまっぴらです!ご理解ください!」
「何故僕が君の気持ちを一方的に理解しないといけないのか!厚かましいぞ!」
ふざけるなよ、お前はお前で僕の気持ちを尊重しろってさっきほざいてただろうが!それでいながら私はどうでもいいだと!?
ようは人間関係って自分がワガママを言うのなら相手のワガママも聞く、自分がワガママをあまり言わないのなら、相手のワガママもあまり聞かない。こういう等価でお互い同意できそうな点を探る行為だろうが!
こいつは僕はワガママを全ブッパします、でもこっちのワガママは知らない、
何だその論外の価値観は!
私はもう切れだしている!
「では私もアントニウス様の気持ちを理解しなくてもいいですね!」
「ああ理解しなくていいぞお前ごときに分かるわけないのだから。だから黙って従っていろ!」
ざけんなカスが!気持ちが分からないとか上から目線でイキるのならそれはそれで自由だが、気持ちが分からなくてもいいから従えだと!?
私は奴隷じゃない!
思わず生まれて初めて顔に向かってぐーぱんしたい気持ちになったのを耐えるのが精いっぱいだった!
こいつの前では令嬢の仮面も被るのが嫌なくらい、不愉快な気持ちになるのである!
「何故私が従わないといけないのでしょう?」
「それはお前がたかが子爵令嬢だからだ!」
「貴族の身分差程度でそこまで絶対的な服従が強いられることは存在しないのですが!」
「黙れ、この僕が決めたんだ従え!」
私は激怒した!
「絶対服従なんてあの偉大なる陛下ですら滅多に貴族に求めずにバランスを取っているのに、たかが伯爵家の小僧ごときに何の権利があると思っているんだ!」
「貴様たかが子爵令嬢のくせに侮辱をしたな!?」
「ならば出る所に出て決着をつけましょう!」
「望むところだ!」
馬鹿が!お前は陛下ですら貴族に言わない絶対服従を求めたんだ!
これはお前は陛下よりも偉いと取られても無理が無い行為をしたんだ!
勝つのはこちらだからどうでもいい。
案の定婚約破棄が認められ、アントニウスが絶対的に悪いことになった。
そらそうよ。
王家は別にアントニウスを王権侵害と認めることは無かったが、裁判では当然その不適格な言動故に、ケイトが婚約破棄をするのは妥当性があると100%私の主張が認められたのだ!
アントニウスの馬鹿だが裁判中も、
「すべてはお前が悪い僕の気持ちを無視した、僕は被害者だ!」
これを言い方を変えただけで全く同じことを繰り返しており、裁判官も呆れ果てていたのであった!
もう絶縁できたからどうでもいいのだが、今思えばあいつはマジで狂っていたと思う。
何故なら全方位擁護点が無いからだ!
例えば孤立主義者で誰とも関わりたくないのであれば、自分の気持ちを理解しろなんて戯言は言わないから違う!
では自分の気持ちを理解されたいからこそ、相手との関係を作るタイプかと言うと一方的だ!
さらにろくにコミュニケーションが取れないのなら、一緒に黙っているだけでいいみたいな関係では無く、自分は尽くされたい、だが相手には一切何もしない。つまり言わずともお前は理解しろ、こっちは何も理解しない。こう言ってるようなものだ。
こんな基地外と関わりたい人間がいるのだろうか?
少なくても私は無理である。きっと誰もが無理だと思うが、基地外同士だとどうなるのでしょうね?
私は違うので分からないと思うのであった!
