一夜の運命。
オートロックを解除して、エントランスを抜けた先のエレベーターに乗り込んで4階を押す。

玄関用の鍵を準備して404号室の扉に鍵を差し込んでみると、開いたままだと気付く


ん?珍しい…。リュウジが在宅中は必ず鍵をかけてる。
私がかけ忘れる度に注意してくるくらい

なんだか嫌な予感がして
ゆっくりと音を立てないように扉を開けた。


玄関、廊下の電気がつけっぱなしで靴が散乱してる。


…っこの赤いピンヒールは、私のじゃない


バクッと一際大きくなった心臓
全身が脈打つのを感じる…やばいかも、これ


「っふぅ…」

廊下を抜けた先、この扉の向こうで何が起きてるのか、なんとなくわかるけど…

だって、喘ぎ声聞こえるし…

唾を飲み込んで、ドアノブに手をかける。
暗いリビングに廊下からの光が差し込んで、ソファにいる人影を照らす。
< 4 / 46 >

この作品をシェア

pagetop