ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜
「……失礼するよ」
その時、澄んだテノールの声が教室の空気を一変させた。
教室の前方、ざわめく生徒たちの視線を一身に集め、東堂貴志が立っていた。
学園の絶対的カリスマが、一直線に夏凜の席へと歩み寄ってくる。
「東堂先輩……?」
夏凜が掠れた声で呟くと、東堂は静かに夏凜の前で立ち止まり、優雅に微笑みかけた。
「先日のスカウトの件。……だがそれ以上に、僕には君に伝えなければならないことがある」
東堂は胸ポケットから、金箔の押された後夜祭のペア申請用紙を取り出した。
「後夜祭のプロム、僕のパートナーとして隣に立ってくれないだろうか。僕がエスコートしたい相手は、学園中で君一人だけなんだ」
その時、澄んだテノールの声が教室の空気を一変させた。
教室の前方、ざわめく生徒たちの視線を一身に集め、東堂貴志が立っていた。
学園の絶対的カリスマが、一直線に夏凜の席へと歩み寄ってくる。
「東堂先輩……?」
夏凜が掠れた声で呟くと、東堂は静かに夏凜の前で立ち止まり、優雅に微笑みかけた。
「先日のスカウトの件。……だがそれ以上に、僕には君に伝えなければならないことがある」
東堂は胸ポケットから、金箔の押された後夜祭のペア申請用紙を取り出した。
「後夜祭のプロム、僕のパートナーとして隣に立ってくれないだろうか。僕がエスコートしたい相手は、学園中で君一人だけなんだ」