ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜
全身の血が逆流するような衝撃が駆け抜ける。

見覚えがある。忘れられるはずがない。

声変わりをして低くなり、背も伸びていた。

重い前髪と無様なメガネ、そして暗い影がまるで別人のように偽装していたけれど、あの骨格と目元は間違いなく――。

(海斗……? 神崎、海斗……!?)

小学五年生の夏。

太陽の光を全身に浴びて、プールの水しぶきを黄金色に輝かせていた少年。

地元スイミングスクールのエースとして誰もが憧れ、学年で一番眩しい笑顔を振りまいていた初恋のヒーロー。

夏凛の告白を拒絶し、そのまま転校していった幼なじみ。

< 19 / 120 >

この作品をシェア

pagetop