ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜
1-2. 秘密の原動力
放課後のやわらかな西日が差し込む駅前のカフェ『ミル・フルール』は、近隣の女子中高生たちで満席の賑わいを見せていた。
奥のボックス席のテーブルには、季節限定のストロベリーミルフィーユクレープに、チョコバナナ、ベリーショコラと、彩り豊かなスイーツが並んでいる。
「んーっ! やっぱ放課後の糖分補給はこれに限るよね!」
大ぶりのゴールドフープピアスを揺らし、生クリームをたっぷり頬張ったのは綾瀬美玲だ。
ルーズソックスを履きこなす美玲は、夏凜の隣でブランド風のスクールバッグをごそりと弄りながら、満足そうに目を細めた。
向かいの席では、ゆるめのカーディガンの袖からストーン付きネイルを覗かせた黒川妃菜が、細いスプーンで器用にクレープをすくっている。
「美玲、口の端にクリームついてる。相変わらず食べ方男子っぽい〜。……で、さっきの話の続きなんだけどさ。中等部のイケメンランキング、今学期もダントツで東堂会長が一位らしいよ。かのぴ的にはどうなの?」
「どうって……そりゃ東堂先輩は完璧でしょ。雑誌の専属モデルやってて、成績トップで、あの透き通るようなサラサラの髪。絵に描いたような王子様じゃない」
夏凜はタピオカストローでアイスティーを一口吸い上げ、肩をすくめてみせた。
奥のボックス席のテーブルには、季節限定のストロベリーミルフィーユクレープに、チョコバナナ、ベリーショコラと、彩り豊かなスイーツが並んでいる。
「んーっ! やっぱ放課後の糖分補給はこれに限るよね!」
大ぶりのゴールドフープピアスを揺らし、生クリームをたっぷり頬張ったのは綾瀬美玲だ。
ルーズソックスを履きこなす美玲は、夏凜の隣でブランド風のスクールバッグをごそりと弄りながら、満足そうに目を細めた。
向かいの席では、ゆるめのカーディガンの袖からストーン付きネイルを覗かせた黒川妃菜が、細いスプーンで器用にクレープをすくっている。
「美玲、口の端にクリームついてる。相変わらず食べ方男子っぽい〜。……で、さっきの話の続きなんだけどさ。中等部のイケメンランキング、今学期もダントツで東堂会長が一位らしいよ。かのぴ的にはどうなの?」
「どうって……そりゃ東堂先輩は完璧でしょ。雑誌の専属モデルやってて、成績トップで、あの透き通るようなサラサラの髪。絵に描いたような王子様じゃない」
夏凜はタピオカストローでアイスティーを一口吸い上げ、肩をすくめてみせた。