ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜
「変なわけないでしょ! アンタは自分の顔を過小評価しすぎなのよ。ほら、四の五の言わずに自分の目で確かめなさい!」


夏凜は調理台の脇にあったスタンドミラーを掴み、パイプ椅子に座る海斗の正面へと突き出した。


「ほら、見なさいよ!」


「……え?」


海斗がおずおずと視線を上げ、銀色の鏡面へと目を向ける。




そこに映っていたのは――海斗自身がこれまで一度も見たことのない自分の姿だった。


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