君に届け
夢の中では誰も恋をしていない


みんな普通に仲が良いだけ


「どうして誰も居ないんだろ?」


隼が言った


[ホントにね…]


桜が言った



『きっとどこかにいるはずだよ?』


蘭が言った



なんでこの世界には三人しか居ないのだろう…


理由はわからない



[隼君は今幸せ?]


突然桜ちゃんが問いかけてきた


「いきなりどうしたの?」


[気になっただけ]



この会話の間蘭は一言も話さなかった
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