君に届け
『隼?今日一緒に帰ろ?』


夕陽に照らされる教室の窓の近くで蘭が言った



「じゃ帰りにコンビニ寄ってくか?」



蘭は紅茶が大好きだ



『行く行く!!』

ほらやっぱり即答


「じゃミルクティー買ってやるから」


頭を撫でながら答える



蘭はニコニコしていた



蘭の家は俺の家からすぐ近くにあるから最近は一緒に帰っている



『じゃ早く行こ〜』


おぉーっと言うように拳を上げながら俺の手を引く
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