王子さまは今日も猫かぶりのようで
爽やか王子さま
「おっと大丈夫?」
1人の女の子が転びそうになる。
転ぶ寸前で優しく包み込むように受け止めた。
「はいっ」
誰もがあんな笑顔向けられたら幸せだろうなって考えていた。
あの言葉を聞かなければ―
「はぁー、イケメンと付き合いたい」
「もー華凛、今日それ5回も言ったよ」
私、朝比奈彩花。
恋はしないと心に決めた高校1年生
親友の華凛は今日も今日とてイケメンを探してるらしい。
「はぁーだって瑞希くんと付き合いたいんだもん」
「それ前も言った」
瑞希 玲くん。
誰にでも優しくて、顔も良し中身も良しなモテモテの男の子。
周りからは「爽やか王子」と呼ばれているらしい
「彩花は可愛いんだからワンチャン付き合えるでしょ」
「ええー無理だよ。顔は良いと思うけど、、、そもそも付き合いたくないし」
「でしょ、でしょ!イケメンでしょ!じゃあ告白してこい」
華凛は無理やり瑞希くんの近くに寄せようとする。
「都合のいいところしか聞いてないじゃん!」
私は恋だなんて二度とごめんだ。
恋は甘くなんかない、苦いだけだ。
「はぁー帰るか、、、」
「なぁに落ち込んでんの!?ほら帰るよ」
買いたいものを買えなくて落ち込んでるみたいで華凛が凄く可愛く見える。
「はーい」
そう言って一緒に教室を出た。
私と華凛は小学校の頃からの親友だ。
優しくてイケメンに目がなくてすっごく面白い子なの。
実はもう1人親友がいるんだけど、今日は部活でいないんだ。
-ピコン
「あ、私だ」
突然、華凛のスマホから聞きなれた機械音がなる。
「ええっ!?」
「はひっ!?びっくりしたぁ、、、」
辺りに華凛の大声が響く。
あまりの大きさにびっくりしてしまった。
「なになに、どうしたの?」
「他校のイケメン男子から合コンのお誘いがっ」
「お、おう」
どうやら、他校の子たちとカラオケに行くらしい。
「ごめん、彩花!私行ってくるねー!!」
「え!?あ、ちょっ」
引き留めようとした時には華凛はもう、目の前にいない。
どれだけ、足が速いんだか、、、
いっそ運動部に入ればいいのに。
「はあー」
「しかたない、一人で帰るかぁ」
静かな廊下に私の声が響いた。
学校の正門をくぐった時、彩花は忘れ物をしたことに気がついた。
「あ、しまった」
明日提出の課題の資料を忘れてしまったのだ。
今日やんなきゃだもんな。
めんどくさいけど、取りに戻るか。
静かだな。
誰もいない放課後はコツンコツンと自分の足音しか聞こえない。
だけど、自分の教室に近づくにつれ、だんだんと人の声が聞こえてきた。
誰か話してるのかな?
「ずっと、瑞希くんのことが好きでした!付き合ってください!」
おっと、これは大変だ。
教室の中には可愛い女の子と、爽やか王子
――瑞希 玲くんだ
まさかの、まさかの告白現場
今日はついていないな、、、
これじゃ、取れないじゃんか。
「ごめん」
そんなことを考えているうちに瑞希くんが口を開いた。
あちゃー、ダメだったか
「僕、好きな人がいるから。渡辺さんとは付き合えない。」
瑞希くんはいつもと同じ優しい笑みで断った。
「そっか、、、じゃあこれだけ受け取ってほしいです」
「分かった。ゆっくり読むよ」
そう女の子が言うと、私の存在に気づかないまま廊下を駆けて行ってしまった。
さて、そろそろ教室に入るか。
私がドアを開けた瞬間ありえない言葉が耳に入ってきた。
「チッ、気持ち悪ぃ。どうせ、顔だけだろ」
目の前にはビリビリと手紙を破る瑞希くん。
ヒラヒラ手紙の破片が飛び散る。
「へっ?」
「は?」
衝撃的過ぎて言葉も出ない。
「お前、今の聞いてたのか?」
低く冷たい声。
いつもの瑞希くんとは正反対だった。
「はっ」
私は咄嗟に資料を取るとすぐに教室を出た。
「す、すみませんでしたぁぁぁ」
「お、おい!」
途中で引き止める声が聞こえたような気がしたが、そんなこと気にしてる余裕はない。
どどど、どういうこと!?
あの瑞希くんが、、、
あれが本性なのか?
「どういうことよ!?」
静かな夜に私の声が響きわたった。
1人の女の子が転びそうになる。
転ぶ寸前で優しく包み込むように受け止めた。
「はいっ」
誰もがあんな笑顔向けられたら幸せだろうなって考えていた。
あの言葉を聞かなければ―
「はぁー、イケメンと付き合いたい」
「もー華凛、今日それ5回も言ったよ」
私、朝比奈彩花。
恋はしないと心に決めた高校1年生
親友の華凛は今日も今日とてイケメンを探してるらしい。
「はぁーだって瑞希くんと付き合いたいんだもん」
「それ前も言った」
瑞希 玲くん。
誰にでも優しくて、顔も良し中身も良しなモテモテの男の子。
周りからは「爽やか王子」と呼ばれているらしい
「彩花は可愛いんだからワンチャン付き合えるでしょ」
「ええー無理だよ。顔は良いと思うけど、、、そもそも付き合いたくないし」
「でしょ、でしょ!イケメンでしょ!じゃあ告白してこい」
華凛は無理やり瑞希くんの近くに寄せようとする。
「都合のいいところしか聞いてないじゃん!」
私は恋だなんて二度とごめんだ。
恋は甘くなんかない、苦いだけだ。
「はぁー帰るか、、、」
「なぁに落ち込んでんの!?ほら帰るよ」
買いたいものを買えなくて落ち込んでるみたいで華凛が凄く可愛く見える。
「はーい」
そう言って一緒に教室を出た。
私と華凛は小学校の頃からの親友だ。
優しくてイケメンに目がなくてすっごく面白い子なの。
実はもう1人親友がいるんだけど、今日は部活でいないんだ。
-ピコン
「あ、私だ」
突然、華凛のスマホから聞きなれた機械音がなる。
「ええっ!?」
「はひっ!?びっくりしたぁ、、、」
辺りに華凛の大声が響く。
あまりの大きさにびっくりしてしまった。
「なになに、どうしたの?」
「他校のイケメン男子から合コンのお誘いがっ」
「お、おう」
どうやら、他校の子たちとカラオケに行くらしい。
「ごめん、彩花!私行ってくるねー!!」
「え!?あ、ちょっ」
引き留めようとした時には華凛はもう、目の前にいない。
どれだけ、足が速いんだか、、、
いっそ運動部に入ればいいのに。
「はあー」
「しかたない、一人で帰るかぁ」
静かな廊下に私の声が響いた。
学校の正門をくぐった時、彩花は忘れ物をしたことに気がついた。
「あ、しまった」
明日提出の課題の資料を忘れてしまったのだ。
今日やんなきゃだもんな。
めんどくさいけど、取りに戻るか。
静かだな。
誰もいない放課後はコツンコツンと自分の足音しか聞こえない。
だけど、自分の教室に近づくにつれ、だんだんと人の声が聞こえてきた。
誰か話してるのかな?
「ずっと、瑞希くんのことが好きでした!付き合ってください!」
おっと、これは大変だ。
教室の中には可愛い女の子と、爽やか王子
――瑞希 玲くんだ
まさかの、まさかの告白現場
今日はついていないな、、、
これじゃ、取れないじゃんか。
「ごめん」
そんなことを考えているうちに瑞希くんが口を開いた。
あちゃー、ダメだったか
「僕、好きな人がいるから。渡辺さんとは付き合えない。」
瑞希くんはいつもと同じ優しい笑みで断った。
「そっか、、、じゃあこれだけ受け取ってほしいです」
「分かった。ゆっくり読むよ」
そう女の子が言うと、私の存在に気づかないまま廊下を駆けて行ってしまった。
さて、そろそろ教室に入るか。
私がドアを開けた瞬間ありえない言葉が耳に入ってきた。
「チッ、気持ち悪ぃ。どうせ、顔だけだろ」
目の前にはビリビリと手紙を破る瑞希くん。
ヒラヒラ手紙の破片が飛び散る。
「へっ?」
「は?」
衝撃的過ぎて言葉も出ない。
「お前、今の聞いてたのか?」
低く冷たい声。
いつもの瑞希くんとは正反対だった。
「はっ」
私は咄嗟に資料を取るとすぐに教室を出た。
「す、すみませんでしたぁぁぁ」
「お、おい!」
途中で引き止める声が聞こえたような気がしたが、そんなこと気にしてる余裕はない。
どどど、どういうこと!?
あの瑞希くんが、、、
あれが本性なのか?
「どういうことよ!?」
静かな夜に私の声が響きわたった。


