ほな、今度こそえっちしよか?
「ええですけど……」

送るって、家までやんな?

まさか、また何かあるんちゃうか?

いやいや、期待したらあかん!

「悠、何ぼーっとしとんの?」

「な、なんでもないです!」

俺は慌ててビールを飲み干した。

「大将、ごちそうさん!」

泉さんが立ち上がる。

「ほな、行こか」

「はい!」

店を出ると、夜風が頬に当たった。

「うわぁ、気持ちええなぁ」

泉さんが大きく伸びをする。

「悠、ちょっと腕貸して」

「えっ?」

「ヒールやから、歩きにくいねん」

……なんや、そういうことか。

俺は泉さんに腕を差し出した。


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