春夏秋冬神さま日和
春と花の雨

四神

これは、とある異世界の物語。

この世界には人、神、そして妖魔と呼ばれる魔物が存在する。その世界に、四つの国からなる小さな地方が存在し、四つの国はそれぞれ四神と呼ばれる神たちが守護している。

これは、とある異世界の神様の物語。



南の国。四つの国の中で最も気候が温かく、観光業に力を入れている。南国のビーチと歴史ある建物が美しいところだ。

そんな南の国の山の中に、巨大な朱色の豪華絢爛な建物がある。南の国を守護するスザク・ファイアバードの住まいだ。その住まいの中では今、使用人たちが慌てた様子で走り回っていた。

「スザク様〜!!どちらにいらっしゃいますか!?」

「スザク様〜!!」

この住まいの主であるスザクをみんなが探している。スザクの姿が先ほどから見えなくなってしまったためだ。

「スザク様、見つかりましたか!?」

スザクの新米従者であるハオラン・アンダーソンが、使用人たちに訊ねる。使用人たちは首を横に振った。ハオランは頭を抱え、ため息を吐く。
< 1 / 2 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop