学校一のおバカ男子は、IQ200の意地悪でした。

月夜と愛情。

「学校祭が終わってからさ、紬、ずっと俺のこと避けてるでしょ。



目が合うだけで顔真っ赤にしてさ、何か面白い計算でも頭の中でやってるわけ?」




「さ、避けてなんか……! 私はただ、図書委員の仕事が忙しくて……」



「嘘つき」




柊くんは私の顎を長い指先でくいと持ち上げ、逃げることを許さない距離まで顔を近づけてきた。彼のおひさまのような匂いが一気に鼻腔を満たし、私の思考は完全にアウトする。



「まぁ、いいや。



その答え合わせ、今週末にしよっか」



いじわるに微笑む彼の唇が、私の耳元に近づく。



「1ヶ月前の学校祭のご褒美のお返し、俺、まだ紬から半分しかもらってないから。


今度の日曜日、また撮影付き合ってよ」
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