学校一のおバカ男子は、IQ200の意地悪でした。
如月くんは学校用の鞄をパイプ椅子に無造作に放り出すと、パソコンの前に腰掛けた。




その瞬間、彼の細くて長い指先が、流れるような滑らかさでキーボードの上に置かれる。
規則正しく、かつ恐ろしいほどの速度で響き渡るタイピング音。それはまるで、精密に計算し尽くされた美しい音楽のようでもある。普段の彼と、目の前にいる彼。




その落差に、私はただ呆然と立ち尽くすことしかできなかった。


けれど、私の心を本当に強く、そして激しく揺さぶったのは、その近未来的な機材たちではなかった。



部屋の右側。薄暗い電球の光に照らされた壁一面の巨大なコルクボードには、何枚もの写真がピンで留められていた。
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