ほな、温泉行こか?
「んん〜! 美味しい!」

泉はビールを一口飲むと、幸せそうに目を細めた。

「悠、このお刺身めっちゃ美味しいで!」

「ほんまですか? よかったです!」

(よしよし、機嫌は最高や!)

「すみませーん! 生ビールお代わり!」

(……早っ!)

まだ料理も半分以上残っている。

「泉さん、ちょっとペース早ないですか?」

「ん? そうか?」

「せっかくの料理ですし、ゆっくり楽しみましょ」

「そやなぁ。ほな、これ食べてみ?」

泉は箸で料理を取り、悠の口元へ差し出した。

「はい、あーん」

「えっ!?」

(あ、あーん!? 泉さんが俺に!?)

悠は慌てて口を開けた。

「ん! めっちゃ美味しいです!」

「せやろ? ほな、もう一杯頼も!」

(結局、飲むんかぁぁい!)

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