きみが窓を見なくなるまで
第十二章 話してもいい?
みなみは、下ろしたバッグを机の横へ置いた。
それから、私の顔を見る。
「うん」
短い返事だった。
何の話、とも聞かれなかった。
私は立ったまま、鞄の持ち手を握っていた。
話したい。
そう思って呼び止めたのに、最初の言葉が出てこない。
教室の後ろでは、数人が帰る準備をしている。
笑い声がして、誰かが窓を閉めた。
みなみは一度そちらを見てから、私へ目を戻した。
「座ろうか」
私は頷いた。
自分の椅子へ座る。
みなみも、前の席の椅子を借りて、こちらへ向けた。
それから、私の顔を見る。
「うん」
短い返事だった。
何の話、とも聞かれなかった。
私は立ったまま、鞄の持ち手を握っていた。
話したい。
そう思って呼び止めたのに、最初の言葉が出てこない。
教室の後ろでは、数人が帰る準備をしている。
笑い声がして、誰かが窓を閉めた。
みなみは一度そちらを見てから、私へ目を戻した。
「座ろうか」
私は頷いた。
自分の椅子へ座る。
みなみも、前の席の椅子を借りて、こちらへ向けた。