トップホストを辞めたイケメンが、いきなり私の専属編集者になるなんて聞いてない!

プロロ—グ : ホストと私

 「ホストって何?」


  中学生の時も、それを人に聞いて回ったことがある。返ってきた答えは本当にバラバラで、「一番のイケメンで神様みたいな男」から「詐欺師」まであった。


  好奇心旺盛な私は、一度その店の周辺を歩いてみた。


  「お姉さん! こんなとこで何してるの!?」


  そして、この世に存在していいはずのない顔をした男が、私の目の前に立ちはだかってそう言った。


  背は私よりずっと高い。白いスーツ、金髪、空色の目、そしてがっしりとした筋肉質の体。


  私は一分以上、彼をじっと見つめていた。


  「あっ……えっと……ごめん!」


  結局、私はそこから逃げ出した。


  「…………」


  これがホストってやつなんだ……いや……


  うわ、めちゃくちゃイケメンじゃん、ああああ! *キャー* もう、死ぬほどイケメン。叫びたくなるくらいイケメン。いやいやいや、心臓がミキサーみたいに揺れてる。


  イケメンなだけじゃなく、背もめちゃくちゃ高い。金髪に青い目は正直タイプじゃないけど、マジで抱きしめたい。


  はっきり言うよ! 月に百万出して「一緒に住んで」って言いたい。土下座して足にキスしたい、マジで。


  「おっ!」


  そうだ……百万の余裕があったら……ホストに全額つぎ込めるじゃん。


  何を待ってるの? 金を稼いでホストを貢ぎに行くぞ!!!

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