キスするくせに、彼氏じゃない。
「……読み終わったら、学校でお話しします」

 

口にしてから、心臓が強く打った。

 

先輩がこちらを見た。

私はスマートフォンを胸の前へ戻す。

 

「今日は、ありがとうございました」

 

少しの間があった。

 

先輩は目を細め、スマートフォンを下ろした。

 

「そっか。じゃあ、また学校で」
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