キスするくせに、彼氏じゃない。
彼はハンカチを丁寧に畳んだ。

鞄の外側のポケットに入れ、ファスナーを閉める。

 

私は、そこまで見届けてから窓へ顔を向けた。

 

また、話す用事ができた。

 

そんなことを思った自分が、少し恥ずかしかった。

 

*
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