ミラーボール



「瑞希の夢ってシンガーソングライター?」



「んー…これは趣味みたいな物だからなぁ…」



「じゃあ他に夢があるの?」



「あるわけじゃないしないわけでもない、かな」



卒業を間近に控えた私達は互いに進路について語り合う機会が増えた。



いやでも考えなくてはいけないその道。



私は両親に大学に行って、経済か法律について勉強するか、何か将来の仕事に役立つ勉強をするために、大学には絶対に行くことを言われていた。



私は反発する事も頷く事も出来ずに、ただ黙ってその言葉を聞いていた。



『聞いてるのか?』



父は言ったけど、それにさえ答えれないまま話し合いは終わる。

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