風花へ……*
第一章 風花 との運命の出会い
あの日(運命の日)



君と出会った


クリスマスイブ


寒そうに君はふるえながら

ケーキをうっていた。


夕方からの雪がいつのまにか小雨になり


店先のワゴンに残りのケーキはうれず


『ケーキはいりませんか?』
『只今半額ですよ!』


誰もきがつかないような
か細い声・・


思わずたちどまってみてしまった・・・
なぜだかわからないけど・・・
みいってしまった・

誰もたちどまらず
走り去るなか


彼女だけが 輝いてみえた・・


思わず 声をかけた
< 1 / 20 >

この作品をシェア

pagetop