ミステリーな王子様
「な・・なに・・?」

あんまり見つめられていることが辛かったから、とっさにそう、聞いてしまった。

すると彼は。

ニヤリと美しく、そして不気味に・・笑ってみせた。

不気味なのに、キレイなその笑に、イヴはゾクリとする。

ホント・・・何なの!?

それ以上なぜか目をあわせられなくて、イヴは俯いた。

「恋っ次はお前。」

瑠香が、レンに自己紹介しろと促す。

レンはすっ・・と立ち上がると、またイヴをみた。

「早瀬、恋。イヴと同じクラスだから名前くらい知ってると思うけど。担当は書記。」



いきなり呼び捨てっ!?


・・・早瀬恋・・ちょっと苦手かも。
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